連載の先読みメール
これは例文の作りようがないので、例文なしで説明します。 連載をしている同人者にとって、おそらく、何より困るのが――― 『連載途中で小説の先読みをメールで送って下さること』 なのです。 下手だ、とか罵倒されるのもへこみますが、実はこのようなメールで 「●×の続きがとても気になります。どうなるんでしょうか? まさか、こんなピンチに□が来て△を颯爽と攫っていくのかしら。でもそれだと、時間があわないかな? あ、□が××を持っているんですよね!」 と言われると―――しかもその展開がまさしく思ったとおりだと―――すみません、書けなくなります。 他人から言われたくらいで何を、と思われると思います。 これに関しては土下座して謝り倒してもいいくらい、自分でもわかりません。 分析すれば、多分、書き始めのときは「きっとこれは面白い」と思って書くのですが、それが全部わかってしまうと書く喜びも何もなくなってしまう上、自分の陳腐で下手な発想に気づいて落ち込んで……しまうのでしょうか。 複線を丁寧に拾って、しかも連載中の作品を読んでくださることは大変嬉しいのです。 簡単なオチを予定して連載していた方が悪いんです。 それは、それはもう十二分にわかっています。 ですが、先読みだけは、どうか、それだけは遠慮してもらえると―――とても有難いのです。(低頭) ええと、この点は別に連載途中の作品について何も言うなというわけではありません。 「次はこうなるのでしょうか?」とか 「こういう終わりだと嬉しいですvvv」とか 「こういう展開は嫌だな〜」とか ……そう言うネタをかかれて、しかもそれが、意に反して別なものになる予定だと『悪いなぁ』と思ってしまうし、逆にドンピシャだと上記の様に凹んでしまいます。 これはBADメールというよりは、送らない方が無難というネタですね。 |